精神分析研究

無意識(潜在意識)が心を裏から操っている

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無意識は分からないようになっている

主体とは、物事の中心的な部分です。

心の主体は意識ではなく、無意識にあります。

そして無意識は自分では知ることのできない領域です。

ということは、自分は一体何者なんだということは、ほとんど誰も知らないということです。

一部の精神病の構造を持っている人は、無意識がむき出しになっているので、自分を知っています。知っているからこそ、恐れを感じています。

無意識が分からないようになっているのは、上手に世の中を渡っていくのに好都合なのかもしれません。

無意識が普段の行動を裏から操っている

人は本当の自分を知りたいと思うが、本当の自分はあまりにもエグいので、精神をまともに保つことができないかもしれない。
だからエグい部分を抑圧し、意識から締め出すことで、なんとか自分と保つことができる。
そうやって抑圧された思考で構築されているのが無意識です。

しかし抑圧された思考は、完全に封じ込められて力を無くしているわけではなく、意識を裏から操るフィクサーのように、その力を及ぼしています。

意識は単なる表面の顔にすぎない、こういった意味で、無意識が心の主体なんです。
この無意識を暴き出そうとするのが精神分析です。

僕は、精神分析を知るまでは、今考えている自分が、主役だと思っていました。

自分で考えて決めた仕事をして、休日は映画を見たり、友達と遊んだり、全部自分で思って考えたことが、心の中心だと思っていましたが。

その考えの、もとを正しても、どこから来たのか分からない。
なぜ今の仕事をしているのか?
なぜこの映画が面白そうだと思ったのか?
突き詰めていくと、思考の出どこから来ているのか、わからない。

分からない所から、自分の考えが浮かび上がっているんです。
その分からない領域がまさに無意識。

フロイトが精神分析を創設し、無意識を知るために、自由連想や夢分析など、いろいろな方法を作り上げ、その流れは他の分析家にも受け継がれて今日に至りますが。

しかし、精神分析の力を持ってしても、無意識の全てを知ることはできないでしょう。

真実を知るのは衝撃的

分からないものを分かろうとするのは、ワクワクすることです。
宇宙の秘密を解明するのに似ていて、心の分からない部分を知るのは興味がそそられます。
でも、仮に宇宙の全てを知り、完全に理解してしまったら、もうつまらなくなります。
心も同じで、自分の全てを知ってしまったら、つまらないでしょう。

だから無意識は全部知る必要はないです、ほんのちょっとだけ知って「あっ本当の自分ってこうだったんだ」ってビックリするぐらいがちょうといいのかもしれない。

ほんのちょっとだけでも、真実にぶち当たると、衝撃は結構なものです、神経症はこの衝撃力で治療していくものだそうです。

だから精神分析は長い時間をかけて、真実に耐えられる下地を作ってから、無意識を引き出していくんだと思います、一気に無意識を引き出して、真実の衝撃波を加え続けると心が崩壊してまうからです。

僕も自分の無意識が知りたい、でも、知りすぎるのも怖い。
このまま知らなければ今まで通りの自分でいれます。
それがいいのかもしれません。

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