ブログ論

もう一人の自分である「影」をブログにして書くと、心のバランスがとれる

投稿日:2017年9月5日 更新日:

心理学者のカール・G・ユングによれば、我々の無意識には、いくつかの元型(アーキタイプ)があり、そのなかでも代表的なのは「影」シャドーです。

「影」シャドーとは、

影の内容は、簡単にいって、その個人の意識によって生きられなかった半面、その個人が容認しがたいとしている心的内容であり、それは文字どおり、そのひとの暗い影の部分をなしている。
われわれの意識は一種の価値体系をもっており、その体系と相容れぬものは無意識下に抑圧しようとする傾向がある。
たとえば、子どものときからおとなしく育てられ、攻撃的なことをいっさいしないようにしてきた人にとって、少しでも攻撃的なことは、その意識体系をおびやかすものとして、すべて悪いこととして斥けられる。
この際、このひとの影は非常に攻撃的な性質をもったものとなる。
引用:ユング心理学入門 河合隼雄

表に出てこれず、抑圧された集積体とでも言うべきでしょうか。
でも影には抑圧されっぱなしではなく、表に出ようとするエネルギーがあります。
しかしそれをうっかり出してしまうと、現実社会で作り上げて来た自分のイメージが崩壊する可能性があるので出すことができない。

それを表出する一端を担っているのがブログなのではないでしょうか。
とくに匿名のブログは影を表出するにはちょうどいいかもしれない。
匿名だからこそ、書ける!もう一人の自分の事を書ける!攻撃的な事を書ける!
だからこんなにブログを書くことが流行っているんですね。

ブログを書くことで心のバランスを保つことができます。
表立っては言えない事をつらつら書き連ねていく、そうすれば、自分でも気がつかなかった自分に出会えるかもしれない。
これが本当の自分の正体だったのか、と気がつくかもしれない。
でも、たぶんそれは、理想とする自分とはあまりにもかけ離れたグロテスクで気持ちの悪いものだろう、それが真の影。

 

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