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フリーランスが不安になるのは、給料という確信がなくなるから

投稿日:2017年9月2日 更新日:

人が集まってできた社会は安心

人が集まって社会ができると、その中で暮らす人々が安心できるシステムができます。
たとえば、国は大きな社会システムで、法律があって、インフラが整っていて、ライフラインもある。
そんな社会の中にいれば、明日も死なないで生きていけるだろうという、確信を持つことができます。

たとえ冷蔵庫に食べ物が無くてお腹が空いていても、炊き出しにいけば、食べ物にありつける。
その他にも、生活保護とかで、たぶん日本にいれば、お金はなくても、餓死することはまれでしょう。
とりあず社会の中で暮らしていれば、明日もなんとかなるという確信がもてる。
(あえて社会から孤立し、人との関係を絶ってしまうと、孤独死するかもしれない)

 

毎月、給料をもらう確信を得るために会社に行く

皆さんがお勤めしている会社も社会を構成する大事な要素で、なぜ会社に勤めるかといえば給料が貰えるからです。
会社に勤めると、一ヶ月働くと、だいたいこのぐらい給料をもらえると予測がつきます。
そして実際に、給料日には予測した金額が振り込まれます。
予測が事実になるんです。

予測したことが事実になる、これが何回か続くと、その出来事に対して確信を持てるようになります。

一ヶ月働いた。残業は100時間した。給料は確実に50万円はいく!という予測でなく確信。
人はこういった確信を持てることで安心します。

 

フリーランスは確信がゆらぐ

会社の給料のように、社会には確信をもたらすという機能があります。
会社に勤めて、毎月ある程度の給料が振り込まれるという確信を元に、彼女と結婚をする。
そしてローンを組んで家を建てて、子供ができて、幸せな家庭を築くことができる。

奥さんも、夫の給料が毎月入ってくるという確信があるから、毎朝起きても、食べるものに困って死ぬことはないだろう、という確信をもつことができます。
こういう確信があるから、安心して生活ができるんです。

ところが、この夫が会社を辞めて「俺は!フリーランスになる!」と宣言すると、奥さんは途端に不安になります。
毎月の給料という確信が、音を立てて崩れるからです。

船は行き先が決まっていて、確実にそこにたどり着くという確信があるから安心して乗ることができるのですが。
フリーランスという船は、どこにたどりつくのかわからない船であり、そもそも、海に浮かぶかどうかもわからない船です。
そのような船に乗らなきゃならない奥さんは不安になるのも当然です。

見切り発車の海賊船のようなもので、己の力のみで航海するのは、血の滲むような努力と根性と勇気が必要です。
そしてどんなに頑張っても、結局どこにもたどり着けずに沈んでしまうことも多い。

だから安心して生活する為には確信が必要なんです。
明日も死なないという確信が。

フリーランスになっても、とりあず並行してバイトを頑張れば、バイトした分の給料が入るという確信を得ることができるので、少しは安心できます。

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