精神分析研究

生の欲動(エロス)と死の欲動(タナトス)と細胞をまとめる力、あと宇宙誕生との関係

投稿日:2017年10月15日 更新日:

人体の細胞が結びつく力の源は、生の欲動(エロス)!?

人の細胞は60兆個あると言われていましたが。
最近の研究では37兆個みたいです。

どっちにしろ、たくさん細胞がありますね。

そんな何兆個もある細胞を、僕たちは抱えて生きているんです。

すごいですね。

人の体には、37兆個も細胞があって、それがバラバラにならないってのは、あたりまえのようだけど、すごいことなんじゃないかと僕は思うのです。

37兆個の細胞をまとめ上げて、1人の人間を形作るのには、DNAのプログラムだけじゃなくて、他にも何らかの力があるんだと僕は思うのです。

その何らかの力とは、フロイト理論の、生の欲動(エロス)なんじゃないかと思うのです。

 

生の欲動(エロス)と死の欲動(タナトス)とは

生の欲動とは、フロイトによれば生きようとする欲動で、生きるためにご飯を食べたり、自分を大事に思う気持ち、すなわち自分自身に愛を注ぐ自己愛や、自分以外の人を好きになること、これは対象へ愛を注ぐ対象愛です。
このようなことが生きていくための欲動であり、これを生の欲動という。

死の欲動とは、文字どおり、死に向かう欲動で、生まれる前の何もなかった時に戻ろうとする欲動のこと。
死の欲動にはひたすら過去に戻ろうとする性質があり、何もない「無」の状態になろうとする傾向がある。

人にはこの生の欲動と死の欲動、両方あり、そのバランスを保ちながら生活しているとフロイトはいう。

 

すげーやる気がある時と、何もやりたくな時

ブログを書いていると、すげーやる気になってバンバン記事を書ける時がある、なんかエネルギーが充満している感じ、たぶんこういう時って、生の欲動が活発になっている時なんだと思う。
だって、体の内側からエネルギーが湧き出てくる様で生き生きしている感じがするから。

逆に、な〜んもやる気がない時もある、何かをやるのがとにかくめんどくさい時。
ボーッと青空を眺めながら、このまま空に吸い込まれて、消えて無くなりたくなる様な感じ、この時は、死の欲動が活発になっているんじゃないかと思う。

24時間365日、常にやる気MAXなんて人はいないし、人にはバイオリズムがあって、生の欲動と死の欲動が交互に入れ替わっているんだと思う。
だから、生の欲動と、死の欲動のどちらかが、強すぎてしまうのもよくない。

 

宇宙誕生と生の欲動の関係

人は1人では生きられない、だからパートナーを求める、それは生の欲動によるもの。
そして生の欲動によって両親が出会い、あれして、受精卵が誕生する。
生きようとするエネルギーである生の欲動によって受精卵は分裂を開始して、やがて1人の人間になる。
37兆個まで細胞を増やして、今生きているのは生の欲動によるものだと思う。

死の欲動の方が活発だと、途中で細胞分裂をやめて、生まれてこなかったかもしれない。

これはすごく微妙なバランスだと思う。
たぶんほんのちょっとだけ、生の欲動が強かったおかげで、僕らは生まれてきたんだと思う。

このちょっとだけ生の欲動が強いっていうのは、宇宙の誕生とすごく似ている。

宇宙が誕生する前は、何もない無の状態だと言われている。
そこに物質と反物質が現れた。
物質と反物質が衝突するとエネルギーだけを放出し、物質と反物質は消えて無くなってしまう。
これを対消滅という。
物質と反物質が同じ量だと、互いに対消滅して、何も残らない。
でも、宇宙誕生時は、なにかのきっかけで、ちょっだけ物質が反物質より多かったらしい、
このちょっとだけ多かった物質のおかげで、星や銀河が作られて、今の宇宙がある。

僕には物質と反物質は、生の欲動と死の欲動によく似ている気がしてならない。

僕らが誕生するきっかけも、生の欲動がちょっとだけ死の欲動を上回ったからだと思うんです。

こういった意味で、37兆個の細胞をまとめ上げて、今生きているのは生の欲動のおかげだと、考えられます。

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